すずき超え

はてなで炎上するのが夢です

「ずっと稼げるロンドンFX」を読んだよ

着々とっていうか、驚くべき遅いペースで読書を続けてます。

あとこの本の感想書くべ~と思っていたら、偶然、著者の松崎美子さんにTwitterでりぷ?(用語がわからん)をいただき、緊張しましたよ(;^_^A

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この本は中長期のファンダメンタル分析を中心にしたトレードについて書かれてます。私はたまたま9月くらいからスキャルなんですけど、ためになりましたよ。

 

かわりになる人がいない「日本出身で元シティの為替ディーラー」

もちろん、日本出身でかつ世界各国で投資銀行とかで働いている人はいっぱいいるとは思いますが、日本のFXトレーダーのためにこれだけ親切にパワフルに情報発信をしてくださる方って、ほかに知らないです。 

 

というわけで、そんな松崎美子さんの「ずっと稼げるロンドンFX」を読みました。

わたしらがFX本に期待するのは、けっこうしょーもないこと

私らというか、私みたいな負けてばっかりのやつがFXの本に期待するのは、こんなことです。しょーもないです。

 

1この本って勝ち方書いてある?

2この本読んだらもっと稼げるようになる?

 

あと、これまで松崎さんのブログや動画セミナーを見ていたので、そこで話しておられたことが本にまとまっているなら持っておきたいという気持ちもありました。

この本は、

 

1冊目「ロンドンFX」と同じように、ファンダメンタルを中心としたトレードに行かせる内容でした。

本を読んでよかったこ

個人的に、「今後のトレードに使えそう」などよかったことを並べてみます。この表現、失礼な感じするんですけど、いいか(;^_^A

 

本全般に無駄なことが書いてなくて(ダラダラと自分語りをせず、目的にまっしぐらなのは松崎さんの性格かも)、全部読む価値があると思いましたが。

 

・近年拡大するアジア市場について:ひとりでトレードしているとうっかり見逃す流れだった。

・伝統的金融政策と非伝統的金融政策について:頭でわかっていても、そのうちノートにでも書いてまとめなきゃなと思っていたら、この本でまとめてくれてたw

スイス国立銀行SNB)の政策発表のタイミングについて:ちょっとしたクセがあるようです。こんなこと自分で調べて気がつくまで100年くらいかかるんじゃないかな(すずき調べ)

※日本をはじめ各国中央銀行の特徴がまとめられています。特にスイスとか普通スルーしているところが急にやらかしたりするのは、2015年1月15日に体験済み。読んどいたほうがいい(;^_^A

 

・通貨の天秤:便利。ニュースネタをどう振り分けていいか、毎日混乱しながらヘッドラインを追いかけていたので、ありがたかったです。

・実効為替レートについて:「大切らしいぞ。見ておかなきゃ~」と思いつつ、ドルくらいしか見ていなかった実効為替レート。この本の出版前の予約特典でレポートを入手し、読んでいたのですが、ここにも書いてあってよかった。

・情報を得るためのサイトやTwitterアカウント:こういうのって、たまにチェックして入れ替えたいですよね。スプートニクは入ってなかったよ爆

 

なんのかんので紙にしてまとまっていると、ふと思いついたときに手に取ることができるので、本って好きなんですよね。

 

ほかに、損切位置の置き方、ナンピン増し玉との違い、メンタル面についてなど、初心者の方にも必要な内容がありました。でも何年もやってる人にも読み応えあると思います。

 

他に読んでよかったと思ったこ

 さっきのスイス中央銀行の話もそうなんですが、「ディーラー経験者でないと言えないこと、わからないこと」「ロンドン在住でないとわからないこと」「英語の情報源が多い人じゃないとわからないこと」みたいなちょっとした記述がポロっポロッと見つかると、ものすごい得した気分になります。

 

こういう点が、他の人ではかえられないと思うゆえんです。

 

期待に対してどうだったか?

それじゃあ、よかったことが期待に対してどうだったかです。

 

1この本って勝ち方書いてある?

ないです。そのかわり、相場に対しての向き合い方を学べます。だいたいそんなのを他人とか本とかに求めるのが間違ってね?と気がつきますw

「こうすれば勝率90%」とかいってるほうが信用できないわw

 

2この本読んだらもっと稼げるようになる?

というわけで、相場への向き合い方と、そのための道具(見たほうが良いサイトやファンダメンタルの知識)を得られる本なので、真面目に取り入れて自分のものにしていけば、ひょっとしたら今より稼げる人になるのではないでしょうか。

 

あとおススメ度を☆とかでアレしようと思ったのですが、人によって違うしなと思います。やめます。

(ファンダメンタルは基礎を抑えているだけで、天性の才能でちょっとしたテクニカルだけで資金を増やしている人もいるんですよね……。この本はファンダメンタルを学びたい人に良い)

 

雑談

動画セミナーなんかもいつも拝見しているものですから、ここからは雑談的な話です。

「この本って読んだほうがいいんかな~?」という理由でこのブログに来ていただいた方は、ここでさようならですよ('ω')ノ

 

 Amazonのレビューで、帯に顔写真がついているから捨てたというのがありました。おいおいって感じですが、この帯の顔写真、出版社がどういう考えだったのか知りませんが、修正しすぎでかつ修正がテキトーです。

 

ひでぇ。

 

直接お会いしたことはないのですが、動画でよく拝見しているので、修正がひでぇと思ったのでした。

 

化粧っ気もなく、たまに髪もボサーっとされてるけど一生懸命話してくださる姿で充分なんですけどね。修正したほうが本は売れるんでしょうか。

 

それと、漁師について。

 

知られていることだと思いますし、本にも少し書かれていますが、お父様が猟師さんで銃の腕も相当なものだったのだそうです。

 

私自身、ある日「なんかFXって漁みたいだな~。魚の漁なら波に逆らっちゃダメだし、銃を使う漁なら辛い状況でもじっと待つんだし」みたいに思ったことがあったので、これを知ったとき感慨深かったですw

 

今、日本に来られてるそうですが、残念ながら名古屋セミナーなし。大阪に行こうか迷ったんですが、たぶん行けない。悲しい。

 

動画、ブログ、でわかるのは日本人に正しいことを教えなくちゃという責任感。資料を作るために寝ずの作業もあるとのことで、お体心配です。

 

次回作があれば期待したいこと

 難しいかもしれないのですが、ブローカーの選び方とか日本とイギリスのブローカーの違いとか知りたいですね……。

あとFTとかの新聞の個性なんかについても、知りたいです。

ディーラー時代の体験談も面白そう。

 

本のデータ

  • 単行本: 224ページ
  • 出版社: 自由国民社 (2017/7/14)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4426122961
  • ISBN-13: 978-4426122966
  • 発売日: 2017/7/14

「なぜ日本人だけがこの理不尽な世界で勝者になれるのか」を読んだよ

まったく役に立たない感想です。

 

喜悦大学の教授で、高橋洋一氏の本です。

高は、上のところが口じゃなくてシマシマの字ですが、環境依存文字でしか出ませんでした。

 

タイトル「なぜ日本人だけがこのりふ……」

 

ながいっ!

 

このタイトルが投げかけている疑問には、サラッと最後のほうで答えておられます。

 

え、そうなんだ。と思いました。

 

現行の政治に対するアイデアを、数字を根拠に展開されているので納得しやすく、読みやすいです。

 

読むとスカッとします。数字なくて情緒だけで金融政策とか財政政策とかを論じられても困るし時間もったいないもんね。

 

ただし、残念ながら私の知識と経験と、頭脳では「良い意見」か「そうでない」かわかりません。数字は本当でしょうし、ほほうって読み進んでいましたが。

 

マイナス金利が実はお得な結果を生んでいたお話は非常に興味深かったです。

 

小泉内閣、第一次安倍内閣でブレーンをされてたそうです。

 

上田ハーローさんのwebセミナーで話しておられるのを聞き、面白くてわかりやすいお話だなと思っていたら、Twitterでもよくつぶやきをお見かけしている先生でした。

 

でセミナー参加者の中から抽選で当たっていただいたので、FPの試験を終えて読みました。

 

まだ読む本がたまっているので、順に読んでなんか書きます。

 

本の情報です。

なぜ日本だけがこの理不尽な世界で勝者になれるのか 単行本 – 2017/4/28

  • 単行本: 224ページ
  • 出版社: KADOKAWA (2017/4/28)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4046019409
  • ISBN-13: 978-4046019400